2006/06/18

本:『蟲師』

週刊少年マガジンで、講談社漫画賞の発表があって、その一般部門で『蟲師』という作品が受賞していた。
以前に読んでいたアフタヌーンに連載している作品とあったので、興味をひかれ、近所の書店でまずは1巻・2巻を購入。

『蟲師』 作:漆原友紀
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063142558/503-3896238-4829532

全体に静かな雰囲気。穏やかな心持ちで読める。
不思議な世界観を感じる。おおまかな時代設定としては、大正か昭和初期くらいだろうか。
おまけページに、作者のお祖父さんやお祖母さんの話が出てくるので、その方々が若かりし時代が念頭にあるのかもしれない。
強い印象は受けないのだけれど、深く静かな印象が残る作品だと思った。
そのうち3巻以降も購入したい。

この作品を読んでいて、同じくアフタヌーンに掲載されていた、『大日本天狗党絵詞』を思い出した。

『大日本天狗党絵詞』 作:黒田硫黄
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406314111X/503-3896238-4829532

レトロな雰囲気と、登場人物の何気ない表情が、よく似ていると感じた。
黒田硫黄の作品はとても強い印象があるのが、蟲師から受けた印象とは違っている感じ。
同じく黒田作品である『茄子』も好きなので、いずれ単行本を購入したい。


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