2006/10/26

蘇る家庭科の記憶

昨日書いた、自分が高校生の時の学習指導要領が気になったので、すこし調べてみた。

学習指導要領 - Wikipedia

この中で「1980年~」とタイトルされている、「ゆとりカリキュラム」が、私が高校生だったときの指導要領だ。
それによると、
高等学校の国語I、現代社会、数学I、理科I、体育、保健は必修。
高等学校の芸術科は、音楽I、美術I、工芸I、書道Iから1科目を必ず履修。
高等学校の家庭科は、女子生徒は家庭一般を必修(専門教育を主とする学科で女子生徒が極めて少数である場合を除く)。
高等学校の英語IIAは現行課程のオーラルコミュニケーション、英語IIBはリーディング、英語IICはライティングに相当する科目である。

とあり、社会科は現代社会のみが必修となっている。現代社会は確か1年生のときにやった覚えがあるので、私の卒業資格は守られた。よかったよかった。

それにしても、「家庭科は、女子生徒は家庭一般を必修」というのが時代を感じる。(その次の指導要領からは、女子限定ではなくなっている)ちなみにねこたんは女子なので、家庭科はもちろん履修した。
中学校では、途中から家庭科が男女ともに履修となっていたのに、高校に入ったら女子だけだったので意外に思った記憶がある。(全校生徒の9割が男子の学校だったからかもしれないが。。)

そして、家庭科の文字をみて、突然に蘇った記憶がある。
それこそが、「家庭科技術検定(食物調理技術)4級」の受検体験だ。

ねこたんが通った高校の家庭科の先生は、他の教科との兼任ではなく、本当に家庭科専門のおばちゃん(ただしおばあちゃんになりかけ)先生だった。
その先生が、家庭科の生徒全員に強制的に受検させたのが、さきの検定だ。(授業の一環としてね)

家庭科技術検定を受検しましょう!

ねこたんが受検した試験の内容は、4つ。

1.きゅうりの薄切り
きゅうりを包丁で薄切りにしていき、30秒間に40枚以上を切ることが合格の条件。さらには、切ったきゅうりの厚さは2ミリ以下でなければならない。2ミリを超えたものは、切った枚数としてカウントされない。
先生はものさしを持って、みんなが切ったきゅうりの厚さを測り、数を数えていた。

2.計り方
計量スプーンで「大さじ4分の1」をはかるとき、あなたならどうする!?
検定では、いったん大さじ1をはかり(山盛りにならないよう、まっすぐのヘラを使って上部をすり切る)、さらに半月型のヘラで、さじの中から2分の1量をこそげ取る×2回を行うことで、やっと正しい「大さじ4分の1」となるのだ。

3.目分量
受検者の目の前に、じゃがいもやら、にんじんやらが丸のままゴロンと置かれている。
さぁ何グラムでしょう?
という試験だ。
もちろん、じゃがいも中1個はxxグラム(もう忘れた)、というように事前に決まった答えを覚えておくだけの簡単な試験だった。

4.筆記
かんたんな筆記試験。内容は忘れた。

※調べてみたら、3番目の「目分量」だけが、検索でヒットしない。もう実施されていない試験項目なのか、ねこたんの記憶が中学校の家庭科のテストと混ざっているか、どちらかだろう。。

検定後、切ったきゅうりはみんなで酢の物にして食べた。大量のきゅうりの酢の物ができたが、男子にご馳走していた人はまれだった。
試験は、もちろん合格した。きゅうりは78枚を切ってダントツでしたよ。うふふ。

0 件のコメント: