2006/09/25

コント?

平日のランチはいつも外食だ。
新しいお店を同僚とともに探しにいくのが昼休みの楽しみだ。
今日は、新しくオープンしたお店があったので行ってみた。
15席くらいの小ぢんまりとしたお店で、ワインバーを意識したと思われる落ち着いたたたずまい。
しかし、これが驚きのランチの始まりだった・・・。


1.表のメニュー
店の外に、ランチメニューが掲げられている。イーゼルではなく、味のある毛筆で紙に書いたものが置いてあるのだが、ここに毛筆で、「ハンバーク」「ジャンバラァヤ」と並んで、
「スパケテ」
と書いてあった。。多分、おそらく、スパゲティ、かな。


2.注文
お客さんかな?と思った普通のOLぽい格好をした女性が、水を運んできてくれて店員さんだとわかる(しかし一見オシャレな店なのにお盆は使わず、コップを手づかみだ?)。いかにも不慣れ感がただよっていたが、オープン当初はどこでも見られる感じなので、そのときは特に気にしなかった。
さて、注文・・・と思ったが、机の上にも店内にもメニューがない。。
店の女性に「メニューは、表に出しているのだけですか?」と聞くと、
「はい、今日はそれだけです」と言われる。(う。ちょっと予想と違った答えだけど、まあいいや・・・)と思い、とりあえず注文。
 同僚「ハンバーグとジャンバラヤお願いします」
 女性「ハンバーグと、ジャンバラヤ、2つ。。
 同僚「(え?!)い、いえ、ハンバーグと、ジャンバラヤ、1つずつです」
 女性「(ちょっと不思議そうな間があいて、)ハンバーグと、ジャンバラヤ、、はい」特にメモも取らず立ち去る。(ここで言葉から、外国の人だ、とわかる)
同僚が私たち2人を代表して注文したつもりだったのだが、その女性には、見た目も華奢な同僚が1人で2人前を食べると思われたようだった。いや、、ありえないから。。


3.注文を待つ
注文後、5分くらいして、女性が紙のコースターを持ってきた。
(あれ?ドリンクか何かついてくるのかな?)
と思ったら、5分くらい前に持ってきた水のコップをその上に置きなおしてくれた。それもものすご~く丁寧に。なぜ、今更?
私たちより先にテーブルについていた隣のグループにも、同じようにコースターを持って行っていた。隣のグループも戸惑っているようだ。。


4.他のグループでも(1)
他のテーブルでは、アイスコーヒーを頼んだ人がいた。
 隣人「ミルクをください」
 女性「はい」(ミルクを持ってくる。厨房へ戻る)
 隣人「あのー。ストローありませんか」
 女性「ストロー・・・」
 厨房からマスター(?)「あ、ストローありません!手づかみで!(笑)」とぐいっとコップを傾けるジェスチャー。
マスター。ミルクを入れても、ストローがないとかき混ぜられないんですよ…(泣)。


5.他のグループでも(2)
ハンバーグを頼んだ人。テーブルにはフォークしか運ばれてこなかった。
 その人「ナイフありませんか」
 女性「ナイフはありません!」(きっぱりと)


6.他のグループでも(3)
さっきストローを頼んだ隣人に、女性がストローを持ってきた。
どこにあったの?


7.注文キター
ハンバーグとジャンバラヤが運ばれてくる。味は普通。
しかし、お皿が大きすぎてお店のカフェテーブルに乗り切らない。机からはみ出るお皿。しかも特にめいっぱい盛ってるわけではなく皿上のスペースが寒い。。
そして半分くらい食べたところで、ちっちゃいコンソメスープが運ばれてきた。順番、ちょっと違くないか・・・。
ちなみにハンバーグの付け合わせ(インゲンのソテーとかフライドポテト)だけが、冷蔵庫から出したばかりのように冷たかったそうだ(同僚談)。


8.食べている間に他のグループでも(4)
ハンバーグを頼んでいた別のグループの男性、ハンバーグが運ばれてきたのにライスが来ない。
 男性「あのー、ライスください」
 マスター「あ!ライスが切れちゃったんですよー。すいませんけど、スパゲティーになります、すいませんけど!(笑)」(断言)
 男性「はぁ!?・・・(唖然)」
  (有無を言わせず、ライスの皿にミートソーススパゲティが盛られてやってくる。ちょっとやけ気味に食べる男性、あることに気づく)
 男性「あの、ナイフありませんか」
 店の女性「今日はナイフありません!
なぜ、今日?


9.食べている間に他のグループでも(5)
謎のタイミングでコースターを出された隣のグループ、食べ終わってからしばらくタバコを吸い、お勘定のために席を立ったところで、
 マスター「あ、まだ飲み物があるんですけど。」
 グループ「えっ?あっ、そうなの。。。」(座りなおす)
グループが頼んだのはホットコーヒー。女性がコーヒーを持ってきてテーブルに置く。でも何かがおかしい。
机の上にはコーヒーカップだけが机に置かれていて、コーヒーの皿がない。ちなみにティースプーンは別途手で持ってきて、ナプキンの上に丁寧に置いている。
 マスター「コーヒーの皿は?」
 女性「え?(何のことかわかっていない)」
 マスター「皿、皿。」
結局女性があとから皿だけ持ってきた。そしてコーヒーカップは、水コップとコースターの二の舞に。


10.食後の私たち
 マスター「今日は、飲み物のサービスがあります」
今日は、って、どういう意図なんだろう・・・。
私たちに届いたホットコーヒーには皿があった。。
しかし、砂糖とミルクはない。後から持ってきてもらう。


11.食後に、他のグループでは(6)
さらに後発のグループのホットコーヒーには皿も砂糖もミルクもそろって出てきていた。
ちょっと進歩。


12.精算
席を立ってレジへ。
 マスター「何食べました?
…伝票、使ったほうがいいですよマスター。嘘つかれちゃったらどうすんだろ。。


以上、すべて実話です。店に入ってから出るまでのたかだか40分の間に、これだけの出来事があったのは初めてだ。
もはやコントとしか思えない。
1ヵ月後、この店、どうなってるんだろうか。ものすごく極端な結果しか出ていない気がする・・・。

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