2006/08/11

iPodの電池を換える

iPod mini を愛用してもう2年くらいだろうか。
だんだんとバッテリーがもたなくなってきたので、そろそろ交換か・・・と思っていたのだが、バッテリ交換6,800円という価格に気圧され、そのままにしていた。
ところが、充電からはずした10分後にバッテリ切れという症状が出たため、いよいよ交換せざるをえなくなった。

通常、iPodの修理は郵送の扱いとなるので、修理に出してから戻ってくるまでに1~2週間かかるようだ。もうちょっと早くなんとかならないかなぁと思っていたところ、Apple Store 銀座店に、iPodの修理や相談を専門に扱ってくれる「iPod Bar」があることを知った。
ここに直接持ち込めば、少しは早く戻ってくるのでは?と思い、店に出向くことにした。

「iPodの電池交換したいんですけど・・・」とお店の人に尋ねると、「2階で承ります。予約をしますのでこちらへどうぞ」といわれ、店頭に並んでいるMacのところへ連れて行かれた。店内にディスプレイしてある(商品見本の)Macならどれでも、2階にあるiPod Barや一般修理受付のGenius Barの予約ができるらしい(私の予約はお店の人がやってくれた)。展示品がそのまま予約に使えるって、ちょっと驚き。
平日の夜、iPod Barの待ち時間は30分ほどだった。きっと休日だともっと混んでるんだろうな。

iPod Barで自分の番がやってきた。事情を話して本体を見せると、リセット操作をしたり、「『復元』の操作はなさったことがありますか?」などのいくつかヒアリングを経て、「本当にバッテリがもたないのか、本体の故障なのか、こちらで2~3日預からせていただいて、テストをさせていただきます」とのこと。テスト自体は無料なので、お願いすることにした。
その場で預り証を発行してもらい、帰宅。預り証はA4の紙1枚なんだけど、OA用紙のようにペラペラの紙ではなく、両面印刷ができるくらいの厚みのある紙で、右肩にアップルのロゴが入っている。こういう細かい部分の積み重ねで、高級感というか、かっこよさが違ってくるんだろうと思った。

2日後。携帯の留守電に「テストの結果、やはりバッテリの消耗度合いが高いため、バッテリ交換させていただきます。予約は不要ですので、iPod Barに直接お越しください」とのメッセージが入っていた。さっそく出向く。
すると、「iPod mini は、本体を開けてバッテリだけ交換というのができませんので、新品と交換ということになります」と言われる。要するに、iPodにおけるバッテリ交換とは、本体丸ごと新品になるということを意味していたのだ!かなりびっくり。(@o@;) それで6,800円もするのか・・・。
古いほうのiPodは回収されていった。

※以前はバッテリ交換が今の倍額の12,000円くらいだったらしい。きっと、新モデルへの買い替えを促進するためだったのだろう。

というわけで、思いがけずあっさりと新品に交換されたiPod mini。
2年も使ったとはいえ、なんとなく使い捨て感覚が否めず、ちょっと違和感も感じたが、メーカー側としてはかえってコストを測りやすかったり、修理用のモノやヒトを用意する必要がなかったり、経営上のメリットがあるのだろうと思う。古いほうの本体も回収されていったので、単純に廃棄されるのではなく、リサイクルされるのかもしれない。
面白い体験ができてよかった。

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