2006/07/08

辞書にない言葉

就職したばかりの頃、美容院とかで、「お仕事は何をされてるんですか?」と聞かれたときに、なんて答えればいいのか迷っていたことがあった。
たぶん「会社員です」ってことを答えるんじゃなくて、職種を聞かれてるんだろうなーと思うからだ。たとえば、「営業です」とか「秘書です」とか「服屋の店員です」とか。
採用されたときの職種が「システムエンジニア」だったのでそう答えればいいのだけれど、「システムエンジニアって何?」って聞かれる(あるいは「ふーん…??」といういぶかしげな反応がかえってくる)ことのほうが多かったので、今では「コンピュータ関係です」と超・曖昧な回答をしている。実際は仕事の中で「こんぴゅーた」って言葉自体を使うことは少ない・・・。(PCとかサーバとかCPUとかいう言葉を使うことはあるけど、「こんぴゅーた」って言わない気がする・・・むしろ「機械」とかのほうが多いか?)

この「システムエンジニア」という言葉もそうだと思うが、その業界にいない人からしてみれば、正体のよくわからない言葉というのはたくさん存在する。
これまた就職して間もない頃、顧客に料金を請求してお金を受け取るというシステムを担当したときに、入金を扱っているユーザーから「消込(けしこみ)」という、それまでまったく知らなかった言葉を聞いた。消し込みって何?と思った私は、まず手持ちの辞書で調べてみた。
「げじげじ・・・けしゴム・・・けしさる・・・あれっ?」
そう、「消込」は辞書に載っていなかったのだ。
今度はYahoo!辞書で「消込」を調べると、

けし‐こみ【消し込み】
釣りで、浮きが水中に急に引き込まれ没すること。

と書かれていて「違う…」と悩んでしまう。コチラの現場では「入金消込」などと使われているので、釣りと関係ないことくらいはさすがにわかる。
結局、「誰かが振り込んできた(何の目的かわからない)入金を、この請求書の分の入金だ!と突き合わせをして、どの請求書が支払われたかを確認する(売掛金を消す)」作業だということがわかったのは、結構あとになってからだった。

他にも、就職してから初めて知った言葉というのはたくさんある。
・「ローソ」→「労組」→「労働組合」
 お店で領収書をもらうときに「宛名は『○○労組』で」というと『○○ローソン』と書かれたりする。
 「労組」は辞書には載っていたけど、一般的ではないんだろうな・・・。
・「ユーホー」→「UFO」?→違っていた、「有報」→「有価証券報告書」
とか、いろいろだ。

こういう言葉を集めて辞書を作ってみたい。マイ辞書なので売れないと思うけど。
もしまた「知らない言葉」が出てきたら、ここに書いていきたい。

0 件のコメント: