2006/11/05

産業技術記念館(トヨタテクノミュージアム)

日帰りで名古屋に遊びに行ってきた。名古屋に行くのは初めてだ。
限られた時間の中で回ることができたのは、名古屋城、熱田神宮、産業技術記念館(トヨタテクノミュージアム)の3箇所。
特に、最後に行ってきた産業技術記念館はものすごーーーく面白かった。
産業技術記念館 トヨタテクノミュージアム

愛知県といえばトヨタ自動車、というイメージだったので、車の技術がメインだろうと思っていたのだが、エントランスホールには、巨大な織機が据えられていた。巨大な筒状の布を織るための、美しい機械だった。トヨタの歴史は、織機の技術から始まっていたのだということを、このミュージアムをみて初めて知った。
一緒に見て回った父は、自身が数十年前に繊維産業に関わっていたこともあり、いろいろな繊維や機械について熱心に解説してくれた。

それにしても、このミュージアムの展示内容の充実ぶりに驚かされた。技術系の博物館は、このミュージアム以外でもいくつか見たことはあり、昔の手織りの機械や糸車・機械化され始めた頃の織機などは、他の博物館でも見ることができるものもある。
しかし、この産業技術記念館のすごいところは、それらの機械の多くが実際に動いているところが見られるということだ。展示されている機械(それ自体もとても数が多い)の6~7割は、実際に稼動しているところを見せてくれていたと思う。解説員の配置も多く、他の博物館とは、力の入れ具合がまったく違うと感じた。
また、繊維関連の展示物については、最新のものでは2006年(今年!)モデルの機械も展示&稼動されており、かつて繊維産業に関わっていた父にも、非常に目新しく興味深い展示となっていたようだ。
後半は鋳造などの金属加工技術、そして自動車製造の技術の展示になっていくのだが、力の入りようだけでいうと、「繊維7割、金属・自動車3割」くらいに感じた。

名古屋に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ることをお勧めしたい。
名古屋駅からはバスでも行けるが、便数が少なかったり、路線によってはバス停が少し離れることがあるようなので、タクシー(1メーターちょっと)で行くのもよいと思う。

0 件のコメント: