2008/02/23

英語を使うプロジェクト

ある外資系の会社にシステムを導入するプロジェクトに参画して一週間が経った。
ねこたんはパッケージ製品の導入コンサルタントとして参加。
コンサルタントチームのディレクターはアメリカ人で、日本語は使わない。
お客様のほうのシステム担当者は中国人で、共通言語は英語。
お客様は日本人だけど、外資系だけあってみんな英語が堪能。

とにかくずぅ~っと英語。聞くのも話すのも読むのも書くのも英語。
(もちろん、日本人と話すときは日本語でいいのだけれど、重要なところは外国人を含めた全員が共通認識を持つために、英語で会話される)

そういう環境にいると、耳が英語用に変わっていくらしいことが、最近わかってきた。
仕事を終えて帰り道、そのへんで話している人の言葉(日本語)を、無意識のうちに英語として聞き取ろうとしていることに気づいた。感覚のことなので、なかなか説明が難しいのだけれど、日本語の発音を、英語として空耳的に聞き取ろうとしている、というか。。
どんだけ必死なんだ、ねこたん…。

聞くのも必死だけど、話すことはもっと経験がない。これまでの人生で、外国人と英語で会話した時間の総数って、10時間もなかったと思う。
プロジェクトが始まって1日・2日くらいは「どうやって話そう、これはなんて言えばいいんだろう」と悩んで、なかなか思い切れなかったが、3日目くらいから、ブロークンな英語でもなんでも、とにかく話したいことがあれば話しかけなければ仕事が進まない。一週間経った今は、話しかけること自体には何の抵抗もなくなった。むしろ、話しかけてから「Ah, uh...」と単語を探す状態。そしてそれでも結構、問題が解決される。状況は人を変える。
ややこしそうな問題については、翻訳サイトの力を借りながらメールでやりとりしている。こっちのほうが相手の言っていることを確実に理解できるけど、ねこたんの作文に時間がかかるので、会話とメールを使い分けている。この使い分けは言語に関わらず仕事の進め方の基本だと思うけど、新しい環境ではそんな基本的なことにも、改めて実感を持って気づかされる。

外国人と仕事をして思ったことは、日本人であることはそれだけでもう、かなり強い個性である、ということ。ねこたんは日本で生まれ育って、日本にある要素で構成された人間なんだな、と…。うまく表現できないけど。

まだ一週間しか経っていないけど、ものすごくいろんなことがわかるプロジェクトだ。あと3ヶ月と少し、何が起きるかわからないけど、とにかく持っている力は全部発揮できるように頑張ろうと思う。

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