2008/05/18

映画を見た

最近、いろいろ映画を見たので、ちょっと感想を。

・『バンテージ・ポイント』
 短い映画だったけど、面白かった。とても気持ちよく見れた。
 トミー・リー・ジョーンズをBOSSのCM以外でしっかり見たのは初めてかも。
 アクションがんばってた。かっこいいなぁ~。

・『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
 まったく前提知識なしで見たので、「次回に続く」という終わり方にびっくり。
 面白かったけれど、どうしてもこういう話は指輪物語とかネバーエンディングストーリーと比べてしまうなぁ・・・。

・『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』
 これも面白かったけど、DVDでも良かったかもしれないな・・・と思ってしまった。
 確かに爆発などの効果やエキストラなどの規模はドラマじゃなくて映画のものなんだけど、映画館のほうがいいかどうかというとちょっと・・・。雰囲気はドラマのほうが好き。

・『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』
 クラシック音楽が重要な要素になっている映画で、各種レビューで「音楽を楽しみたいなら映画館で見るべし」といわれていたので見に行った。
 確かに、映画館で見たほうがいい映画と思った。パイプオルガンとか、オペラ歌手の歌声とか、やっぱり静かな中で大きな音量で聴くのがいいな、と。自分の部屋だと雑音が多いので。
 ストーリーも面白かった。これまで見たシリーズと比べて、ちょっとアクションが少なかったかな?(これまでが多すぎるという意見もあるみたい。好みによるのかな・・・)

・『ミスト』
 この映画は・・・。
 うーん・・・。
 目的がよくわからないというか、、、何を意図して作ったんだろう?と思ってしまった。
 パニック映画?SFホラー映画?人間性を追求した映画?何だかどれも中途半端なような・・・。
 予告ではラスト10分の意外性を強調してたけど、それならそれでなんだか丁寧さが足りないような印象。ただしCGは、よくできているなーと思った場面があった。
 うまく言えないけど、ありえない事態に対してパニックになったときの普通の人の心理・行動を描くという点では、『サイン』(2002年)のほうがうまくできているように思う。
 
そんな『ミスト』を見た後で、駅から電車に乗って帰ろうとした。
駅に着くと、「ジリリリリリリ」とけたたましいベルの音が大音量で鳴っていた。
さらにサイレンの音も聞こえて、録音した音声の放送で「ただいま1階で火災報知器が作動しました。係員が状況を確認しておりますので、指示にしたがってください。」と流れている。
「えっ、火事?」と戸惑い、しばらく2階の改札前で、出口の位置を確認しつつ立ち止まっていたんだけど、他の人はみんな普通に改札に入って、1階のホームに降りていく。
立ち止まって様子を見ているのは私だけ。あとは駅構内のお店の人が1人、心配そうに店の外に出てきている。駅員さんはさすがにドタバタしてる。
でも、ずぅーっと火災報知器が鳴り続けているのに、他の乗客はみんな変わらず普通に改札に入っていく。。。まるで、火災報知器の音はまったく聞こえてないみたい。むしろ電車の発車時刻ギリギリだったので、みんな改札へ駆け込んでる。
「えっ??みんな心配じゃないの?火事かもしれないのに・・・。」一人だけ立ち止まっている自分の行動のほうがおかしいのかなぁ?と思ってしまった。

『ミスト』を見た後にそんな状況を体験して、なんとも言えない気分になった。
日常でほぼありえない出来事(災害とか)が本当に起こっても、最初は他人事と思ってしまうのかもしれない。自分にそんなことが起こるわけない、と。
その分、自分の置かれている状況が本当にわかったときの衝撃は大きくなるかもしれない、と思った。

結局、火災はなく、無事に帰宅したんだけど。。。
私が用心しすぎなのかなぁ・・・。

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